中島麦さんの個展
先月の話になりますが、中島麦さんの個展に行きました。
中島麦さんは抽象絵画の制作を中心に活動されている作家さん。
中島さんのことは以前から知っていて、作品を購入したことがある作家さんです。
好きな作家さんなので、個展開催を知った瞬間に「見に行かなくては!」という強い使命感のようなものを感じました^^
今回は二つの会場で開催。
メイン会場は神保町のUCHIGO and SHIZIMI Gallery、第二会場は銀座の和田画廊。
なんとか都合をつけて仕事後に参加!
中島さん本人にもお会いすることができました。
作品はもちろん素敵なのですが、中島さんご本人も気取らない気さくな方で素敵です。
いつもおしゃれファッションなので、美意識の高さを感じます。
作品や制作方法など、作家本人からしか聞けないお話をたくさん聞くことができました。
制作風景を見て感じたこと
今回の個展で初めて、中島さんの制作風景を実際に見ることができました。
色が流れる速度を目で追い、絵の具が流れる音を耳で追う。
中島さんの作品の制作手法はとても興味深いものでした。
時間をかけて用意した絵具をキャンバスに垂らして色をのせていく、自然に任せた描き方。
意図的に線を描くスタイルがスタンダードだと思い込んでいる私にとってはとても斬新に思える手法。
作品について感じること
中島さんの作品は、一見するとシンプルな絵画ですが、だからこそ純粋に色そのものを観て楽しめる作品。
そして、どんな風に作品が形成されたのかを考えながら鑑賞できる作品。
何種類もの絵具が重なりあって、奥行も感じられます。
絵具が流れ着いた先でちょこんと玉になっていたりするのもなんだか可愛らしくて好きです。
未知を求める冒険家や、過去を辿っていく探偵のような気分で鑑賞できるのが楽しいです。
中島さんご自身のWEBサイトもあるので、興味のある方はぜひ調べてみてください^^
それでは良い一日をお過ごしくださいませ。
コメント