六本木にあるRestaurant L’aube(レストランローブ)に行ってきました。
こちらのお店は、ミシュラン(一つ星)やゴ・エ・ミヨにも選出されています。
公式サイトやSNSに掲載されている美しい料理の写真を見て「行きたい!」と思い勢いで予約。
新しくできた商業施設・麻布台ヒルズから歩いてすぐの場所にあります。お店はアークヒルズ仙石山森タワー内にあるのですが、土地勘が無いと迷子になる可能性もあるのでご注意ください。
他のお客様もいたので写真は撮っておりませんが、店内は落ち着いた内装でした。オープンダイニングになっているので、料理をしているところを見ることができます。
カトラリーや器等もこだわっているようで、作家さんに特注しているものも多いようです。私は食器類に関心があるので、器等にこだわりを持っているお店はとても好感度が高いです。料理はもちろんお皿も見て楽しみたい。
今回は初めての訪問なので、お試しで9,900円コースをオーダー。お料理4皿とデザート1皿のコースです。
まずはアミューズ4つ。私の撮影スキルが低く伝わらない写真になってしまいましたが、実際はもっと綺麗です。
詳細は聞き逃してしまったのですが、丸いフォルムのアミューズはお肉がメインのもの。小さいながらも肉の旨みがぎっしり詰まっています。
手前にある花の形のアミューズは、牛肉のタルタルがサクサク生地の上に乗っていて、味はもちろん食感でも楽しませてくれました。
黄色みの強いアミューズはサフランチップスの上にホタテが乗っています。鮮度と絶妙な味付けがたまりません。
一番奥に写っているのは黒トリュフのフィナンシェ。黒トリュフのアクセントが効いていてとても美味でした。私が今まで食べたフィナンシェはベトっと甘ったるいものが多かったので、正直あまり好きではありませんでした。が、ローブのフィナンシェはふわふわ感とサクサク食感が楽しめる素晴らしい一品で感動。
比内地鶏シャポン 黒トリュフ。
シャポンとは特別な生産方法の高級鶏のこと。スイーツのような可愛らしい見た目に反して肉の旨みを感じるジューシーな一皿。
鱈白子 根菜。
白子は普段好んで食べない食材ですが、ぬちょぬちょ感がなく、適度な歯応えを感じられました。味と食感にメリハリがあって良い。ゆり根のまろやかさと白子の相性の良さに驚きました。
こちらは焼きたてのブリオッシュ。提供時間に合わせて焼き上げるようです。ブリオッシュも今まで食べた中で一番美味しかったです。売っていたら買っていきたいと本気で思ってしまいました。やみつきになりそうな程美味しいです。パンがあまり好きではない夫も美味しいといって食べておりました。これを食べたくて来店する人もいるのではないかと思う程。
甘鯛 鎌倉の冬蕪。
松笠焼きになった甘鯛。上質な白身特有の旨みとほのかな甘味があり、身は口の中でほろっと溶けるような口当たりの良さ。それでいて鱗はパリッとしていてメリハリがある。蕪の葉の部分も余すことなく使われている優しい味のソースが合います。
土佐あかうし 牛蒡。
柔らかく甘みを感じるお肉と、土っぽさを感じるどしっとした牛蒡とのバランスが良い一皿。
林檎タルト。
デザートも侮ることなかれ!言葉で説明できない美味しさを感じる林檎タルトでした。アップルパイが好きな人は満足度が高い一皿だと思います。アイスやクリーム等も添えられていて、自分で好きなようにトッピングしながら食べるのがまた楽しい。美味しいうえにちょっとした遊び心も感じられる素敵なデザートでした。焼きたてのサクサク林檎タルトを食べられるなんて幸せです。
最後にチョコレートとハーブティーをいただきました。
お世辞抜きにどれも美味しかったです。今回は品数の少ないコースにしましたが、どれも輪郭のハッキリとした料理だったので予想以上に満腹感が得られました。
私にとってはパティシエさんの存在感が大きく感じられる食事となりました。平瀬さんの作るブリオッシュと林檎タルトがとても魅力的で忘れられません。絶対にまた食べに行かなければ!
ワイン好きな夫はペアリングをお願いしたのですが、どのワインも料理との相性が良く美味しく飲めた様子。ワインに合わせてつくられた料理もあったのが個人的には面白かったです。料理に寄せるのではなくワインに寄せる。
料理・デザート・ワイン、すべてが主役の素敵なお店でとても満たされました。ご馳走様でした。
季節が変わった頃にまた行きたいと思います。
それでは良い一日をお過ごしくださいませ。
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