父が亡くなって二年が経ちました。
時が経つのは早い
ガンを患って数年闘病した父。
亡くなったのは二年前のコロナ禍真っ只中でした。
早朝、母と弟から連絡があり、急いでバスへ乗り込んで父のもとへ。
何年もかけて覚悟を固めてきたので、思っていたよりは取り乱しませんでした。
だからと言って悲しくないわけでもなく、バスの中で色々思い出しては涙が溢れました。
あれからもう二年。
時が経つのは早いですね。
桜の花びらを見て想うこと
葬儀の日、自宅から火葬場まで私が代表して霊柩車に同乗。
桜の咲く季節、膝元に父の位牌をのせて、満開に咲く桜を眺めながら車中時間を過ごしました。
気持ち良い晴天の中、風に吹かれてひらひらと舞う桜の花びらがとても印象に残っています。
桜が咲く季節に生まれた父。
桜が好きだった父。
桜が咲く季節に生まれた私に桜に馴染んだ名前を与えてくれた父。
「良い季節に旅立ったなあ」とふと思いました。
何が良いのかハッキリ言葉にすることはできませんが、すっと父の死を受け入れることができました。
もうすぐ迎える父の誕生日には、みんなでお祝いしようねなんて話していたのですが、それは叶わず。
悲しくはありましたが、桜の花びらを見て、少し気持ちが晴れました。
昨年もそうでしたが、桜を見ると父との思い出を自然と思い出すようになりました。
時間の大切さを知る
いつまでも今が続くなんてことはなく、いつかは必ず終わりが来る。
父が病気になって、時間の大切さを実感しました。
実家に帰るのに片道4時間以上かかる場所に住んでいましたが、父の容態が急変する度、仕事が落ち着いているタイミングなど、出来る限り一緒に過ごす時間を確保しました。
近場に旅行に行ったり、特別なことはせずともただただ同じ空間で一緒に過ごしたり。
終わりがうっすらと見えていたからできたことだと思います。
父のことが無ければ、そう意識しなかった時間のこと。
限りある時間を自分はどう過ごすか考えるきっかけになりました。
有限の時間をどう生きるか、常に忘れないようにしたいものです。
それでは良い一日をお過ごしくださいませ。
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